見てるだけ

創作の人物の独白とかそういう

眠りにつく瞬間と目覚める瞬間いつも
浮かぶ顔がある
どの視点なのかわからない
あんたがいて私がいて
覚えてないのに
学校の帰り道とか、体育館への渡り廊下とか、
うちの前とか、昇降口とか、
たしかにいる
いろんなことをきっと喋ってる
全部しょうもないこと
浮かぶうちは大丈夫って
覚えてないけど 忘れてない